ごあいさつ
あらすじ
スタッフ・キャスト

「動物農場」から「新・動物農場」へ

東口 次登

オーウェルと『動物農場』

川端 康雄(日本女子大学教授)

「父とジョージ・オーウェル、私と動物農場」

羽深 加寿男

ジョージ・オーウェルの生きた時代とロシア革命

出演者のことば

シュールに!ミステリアスに!

西口司郎(イラストレーター)

『願い』

松原康弘(人形美術)

「新・動物農場」の舞台にむかって

西島加寿子(舞台美術)

『自由への歌』

一ノ瀬季生(音楽

稽古フォット

 

「新・動物農場」
助成:文化芸術振興費補助金
(トップレベルの舞台芸術創造事業)
2012年大阪新劇フェスティバル参加作品

ごあいさつ

 動物農場で働く動物たちがエンディングで高らかに歌います。「俺達には夢がある、みんなが自由に大地を駆ける夢さ」と。  みんなを幸せにしてやると言う豚のナポレオンを信じてついていった農場で働く動物たち。結果は思わぬ方に進んでいきました。なぜこんな事になったのかに気づいた動物たちがエンディンクで歌う歌詞です。  今、私たちのまわりで「決める力」が叫ばれています。決めるから偉い、決められないからダメだと囃されています。何を決めているのかはほとんど知らされなかったり、理解しようとしなかったため、気がつけば生活が大変になっていたり、自分たちががんじがらめになっていたりしています。  考えること、決断すること、自分の考えを持つことの大切さを思いながら、動物農場に取り組んできました。  幸せな社会を築くために、私たちは何をすればいいのかをこの劇を通して、みなさんと一緒に考え続けたいと思います。

            2012年9月  人形劇団クラルテ一同