小学生向け作品
〔会場|小学校の体育館、公共ホールなど〕

説明

作品タイトル一覧
『あらしのよるに』『サーカスのライオン』『いえでででんしゃ』



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いえでででんしゃ
 ♪ラララ ラルス 真っ白しろくまくん
 氷の小山にのって どこどこへ行くの
 青い青い海 たったひとりぼっち♪

 ラルスは雪と氷におおわれた真っ白い北極に住むしろくまの子。ある日ラルスは氷ごと大海原に流されてしまいます。人間の船に捕まり、そこで茶色いくまの子レアと出会います。ラルスとレアが船から逃げ出すと今度は海が荒れ、波に飲みこまれ、流れ着いた先は鮮やかな花やおいしいバナナのある、色いっぱいのジャングル。ラルスは初めて見る世界に胸はずませます。カバのヒッポやカメレオンなど、大人の動物たちがラルスたちを助けてくれます。そして帰る家がなくひとりぼっちだったレアにラルスは「ぼくたち友達だよ。 北極においでよ。」と言い、最後には無事に北極のお父さんお母さんのもとに帰ることができるのです。
 子ども達が新しいことを発見していく喜び、友達が出来た時の喜び、その体験一つ一つを積み重ねてたくましく成長していく姿を描いた作品です。
スタッフ 原作/ハンス・ド・ビア 脚色/東口次登 演出/西村和子 美術/永島梨枝子 音楽/一ノ瀬季生 制作/松澤美保
出演者 高平和子 永島梨枝子 鶴巻靖子 松原康弘 宮本敦
上演時間|
対象年齢| 最適観劇人数|
会場条件|
演出のことば
「厚い信頼は生きる力に」 西村和子
「知らない人に声をかけられたらすぐ逃げる。連れて行かれそうになったら大声を出す」身を守るには仕方ないことかもしれませんが、こんな事を子どもたちに教えなければならないのは、なんとも悲しく腹立たしい世の中です。
 主人公のラルスは突然ひとりぼっちで世の中に放り出されます。すべてが驚きと恐怖の世界。そこで出会った大人たちは、ラルスを助け、世界を大きく広げてくれました。お互いが信じ合い思いやる心、信頼から生まれたものは大人も子どもも超えて、深い友情を結ぶ事が出来るものです。ラルスは出逢いの中でどれほどたくさんのことを獲得したことでしょう。信頼は大きな自信になり生きる力になります。初めての知らない世界をラルスと共に冒険の旅をしましょう。
 つらいことも悲しいこともあるけれど、魅力いっぱいのすてきな友だちとの出逢いが待っています。
 子どもたちが安心して自由に冒険できる信頼の世の中を取り戻すのは大人の責任なのですが。


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サーカスのライオン
 ♪ラララ ラルス 真っ白しろくまくん
 氷の小山にのって どこどこへ行くの
 青い青い海 たったひとりぼっち♪

 ラルスは雪と氷におおわれた真っ白い北極に住むしろくまの子。ある日ラルスは氷ごと大海原に流されてしまいます。人間の船に捕まり、そこで茶色いくまの子レアと出会います。ラルスとレアが船から逃げ出すと今度は海が荒れ、波に飲みこまれ、流れ着いた先は鮮やかな花やおいしいバナナのある、色いっぱいのジャングル。ラルスは初めて見る世界に胸はずませます。カバのヒッポやカメレオンなど、大人の動物たちがラルスたちを助けてくれます。そして帰る家がなくひとりぼっちだったレアにラルスは「ぼくたち友達だよ。 北極においでよ。」と言い、最後には無事に北極のお父さんお母さんのもとに帰ることができるのです。
 子ども達が新しいことを発見していく喜び、友達が出来た時の喜び、その体験一つ一つを積み重ねてたくましく成長していく姿を描いた作品です。
スタッフ 原作/ハンス・ド・ビア 脚色/東口次登 演出/西村和子 美術/永島梨枝子 音楽/一ノ瀬季生 制作/松澤美保
出演者 高平和子 永島梨枝子 鶴巻靖子 松原康弘 宮本敦
上演時間|
対象年齢| 最適観劇人数|
会場条件|
演出のことば
「厚い信頼は生きる力に」 西村和子
「知らない人に声をかけられたらすぐ逃げる。連れて行かれそうになったら大声を出す」身を守るには仕方ないことかもしれませんが、こんな事を子どもたちに教えなければならないのは、なんとも悲しく腹立たしい世の中です。
 主人公のラルスは突然ひとりぼっちで世の中に放り出されます。すべてが驚きと恐怖の世界。そこで出会った大人たちは、ラルスを助け、世界を大きく広げてくれました。お互いが信じ合い思いやる心、信頼から生まれたものは大人も子どもも超えて、深い友情を結ぶ事が出来るものです。ラルスは出逢いの中でどれほどたくさんのことを獲得したことでしょう。信頼は大きな自信になり生きる力になります。初めての知らない世界をラルスと共に冒険の旅をしましょう。
 つらいことも悲しいこともあるけれど、魅力いっぱいのすてきな友だちとの出逢いが待っています。
 子どもたちが安心して自由に冒険できる信頼の世の中を取り戻すのは大人の責任なのですが。


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あらしのよるに
 ♪ラララ ラルス 真っ白しろくまくん
 氷の小山にのって どこどこへ行くの
 青い青い海 たったひとりぼっち♪

 ラルスは雪と氷におおわれた真っ白い北極に住むしろくまの子。ある日ラルスは氷ごと大海原に流されてしまいます。人間の船に捕まり、そこで茶色いくまの子レアと出会います。ラルスとレアが船から逃げ出すと今度は海が荒れ、波に飲みこまれ、流れ着いた先は鮮やかな花やおいしいバナナのある、色いっぱいのジャングル。ラルスは初めて見る世界に胸はずませます。カバのヒッポやカメレオンなど、大人の動物たちがラルスたちを助けてくれます。そして帰る家がなくひとりぼっちだったレアにラルスは「ぼくたち友達だよ。 北極においでよ。」と言い、最後には無事に北極のお父さんお母さんのもとに帰ることができるのです。
 子ども達が新しいことを発見していく喜び、友達が出来た時の喜び、その体験一つ一つを積み重ねてたくましく成長していく姿を描いた作品です。
スタッフ 原作/ハンス・ド・ビア 脚色/東口次登 演出/西村和子 美術/永島梨枝子 音楽/一ノ瀬季生 制作/松澤美保
出演者 高平和子 永島梨枝子 鶴巻靖子 松原康弘 宮本敦
上演時間|
対象年齢| 最適観劇人数|
会場条件|
演出のことば
「厚い信頼は生きる力に」 西村和子
「知らない人に声をかけられたらすぐ逃げる。連れて行かれそうになったら大声を出す」身を守るには仕方ないことかもしれませんが、こんな事を子どもたちに教えなければならないのは、なんとも悲しく腹立たしい世の中です。
 主人公のラルスは突然ひとりぼっちで世の中に放り出されます。すべてが驚きと恐怖の世界。そこで出会った大人たちは、ラルスを助け、世界を大きく広げてくれました。お互いが信じ合い思いやる心、信頼から生まれたものは大人も子どもも超えて、深い友情を結ぶ事が出来るものです。ラルスは出逢いの中でどれほどたくさんのことを獲得したことでしょう。信頼は大きな自信になり生きる力になります。初めての知らない世界をラルスと共に冒険の旅をしましょう。
 つらいことも悲しいこともあるけれど、魅力いっぱいのすてきな友だちとの出逢いが待っています。
 子どもたちが安心して自由に冒険できる信頼の世の中を取り戻すのは大人の責任なのですが。

小学生向け作品
〔会場|公共ホールなど〕

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ムンジャクンジュは毛虫じゃない
秘密を共有し心がつながっていく こどもたち 夏の15日間の物語
「こいつは毛虫とちゃう思うねん」
 転校生の良枝は、この町では誰も行かない、行くとたたりがあると言われている「クロヤマ」へ知らずに登り、「クロヤマソウ」という珍しい花を見つけました。良枝にその花のことを教わった稔と克彦がクロヤマへ行ってみると、頂上には良枝のいうとおり、見わたす限り美しいクロヤマソウが咲いていました。
ところがこの花を二人が持ち帰った事から、町中の話題になり大人たちが我先に引き抜いてしまったのです。驚いた稔と克彦は再びクロヤマに駆けつけますが、荒れ果てた頂上には、たった一本のクロヤマソウと良枝からのSOSのメモが・・・。
 急いで良枝の家を尋ねた二人を待っていたのは、クロヤマソウしか食べない不思議ないきもの「ムンジャクンジュ」だったのです。
「みんなも秘密を守ってくれるか?」
 ムンジャクンジュは日毎に大きくなって、食べるクロヤマソウの数を増やしていきます。
クロヤマソウを集めることは、だんだん難しくなっていきました。
 三人はクラスメートにムンジャクンジュのことを打ち明けて協力を頼み、みんなもこの秘密に力を合わせてくれました。けれども、みんなで集めたクロヤマソウも数が足りず、ムンジャクンジュは・・・。
スタッフ 原作/岡田淳(偕成社刊) 脚色/吉田清治 演出/東口次登 人形美術/永島梨枝子 舞台美術/松原康弘 音楽/一ノ瀬季生 照明/永山康英 舞台監督/隅田芳郎 制作/古賀恵子 合唱/帝塚山少年少女合唱団
出演者 三木孝信 奥村佳子 西島加寿子 福永朋子 松原康弘 隅田芳郎 梶川唱太 荒木千尋、茨木新平、西本武二(声のみ)
上演時間|
対象年齢| 最適観劇人数|
会場条件|
演出のことば
「うらやましいクラス」 東口次登
 この作品を最初に人形劇にした20年前は、学校には大きな塀も無く、警備員の人もいませんでした。土曜日も学校があって、校庭では誰でも自由に遊べ、地域の人にも開放していました。学校やクラスで起きた問題も、今ほど大きなニュースとして報道されませんでした。ところが今はイジメや自殺・暴力・虐待・殺人と深刻な事件が起こっています。子どもたちは、大人と同じ目線でその悲惨な事件を知り、学校で学びながら、自分自身をも守らねばならない深刻な時代となってしまいました。家族も先生も必死です。学校はクラスの中の一人として、みんなと過ごす大切な場所だったのが、緊張を強いられる場にもなっています。本当に理想的な学校やクラスって、どのようなものなのでしょうか?子どもたちはどんな学校生活を望んでいるのでしょうか? そんな声が聞きたくなるような人形劇です。
 この芝居はムンジャクンジュという毛虫みたいな生き物を大人たちから守り育てる物語です。でも絶対一人では守れません、仲間がいるのです! 心から信頼出来る仲間が!それが5年1組のクラスです。みんなで話し合い納得して行動しあえる仲間、最後には先生も引き込まれる、とてもうらやましいクラスです。自分一人だけでなく、みんなと協力して何かをなすこと、そのためにはお互いの信頼がないとなりたちません。当たり前のことですが、これが出来ないのが現代社会です。でも、これ以上悲惨な事件が起きないためには、人と人が信じ合えることが一番だと思っています。
 こんな5年1組のような仲間がどこの学校にも生まれたらなあと願っています。そして日本や世界の政治を動かしている人たちが、こんなクラスだったら世界は平和な世の中になるのになあと、大きな夢を描いています。
原作者から
人形劇『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』を観て 岡田淳
 原作の本が出て30年、前回の舞台から20年。リメイクされ、生まれ変わったなつかしい友人に出会いました。物語の内容はわかっているのに舞台にひきこまれ、胸が熱くなり、人形劇ならではの工夫も楽しめました。
 客席には、たくさんのこどもたちがいました。ムンジャクンジュのかわいい動きや関西のことばのやりとりに、思わず出てしまうこどもたちの笑い声が、人形劇全体の色合いをさらにしあわせにしていたように思いました。
 しあわせ。そうです。この物語は、わがままな利澗追求の社会から、こどもたちが自然を守る話のように見えます(もちろんそういう要素はあります)が、じつはこどもたちのしあわせな姿をえがいたものであったということを、あらためて思いました。
 それもそのはずです。なにしろこの物語は、それを絵にかきたくなるほど、〈みんなが、楽しくて、わくわくする〉お話として生まれたのですから。
 ぼくたちが毎日のように目や耳にするニュースは、残念ながら、みんなが楽しくてわくわくするような、しあわせな姿ではありません。どちらかといえば、ふしあわせなイメージが多く積っていきます。そのような今だからこそ、しあわせな姿のイメージを持つことが必要だと思うのです。
 信頼できるかどうかなど、考える以前の友人がいる。仲間がいる。それを支えてくれるおとなもいる。舞台でえがかれるそういう関係って、つくれるかもしれない。そういう生き方って、できるかもしれない。舞台を観たあとで、そんなことを考えました。