「まるまるふとったうさぎが食べたいなあ!」
ある山のそのまた奥の森の中。木の実ばかりであきたきつねが、大きなおふろをつくりました。うさぎをおびきよせて、おふろでゆでて、あとはパクッ!という作戦です。「さあ、きつねのおふろですよ」ところがやってくるのは、しかのじいさん、サルの団体、渡り鳥たち。かってにおふろに入って、上機嫌で帰って行きます。きつねはちっともおもしろくありません。おなかもペコペコです。とうとう、大きなくままでやってきて、お湯がすっかりなくなってしまいます。きつねが水をくんで、フラフラしながら帰ってくると、おふろの中にいたのは…。冬が近づく山の中の、少しドキドキ、そしてポカポカしてくる人形劇です。「さあ、きつねのおふろですよ。あったまりますよ!」
原作 | 国松エリカ(偕成社刊) |
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脚色・美術 | 永島梨枝子 |
演出 | 藤田光平 |
音楽 | 一ノ瀬季生 |
上演時間 | 約20分 |
(同時上演:「かってなくま」)