ある家に、5さいのねこと98さいのおばあさんが住んでいました。ねこは毎日おばあさんを魚つりにさそいます。でも返事はいつも「やめておくわ。だって、あたしは98さいだもの」
そしておばあさんの99さいの誕生日がやってきました。ねこは99本のろーそくを買いに行きますが、帰る途中うっかり川に落としてしまいます。拾えたのは5本だけ。ケーキの上には、ろーそくがたったの5本。「おばあちゃん、5さいになっちゃったね」「あら、ほんとうだね。あたしの5さいのおたんじょうび、おめでとう!」
次の日、5さいのおばあさんは、ねこといっしょに元気に魚つりに出かけます。
原作 | 佐野洋子(フレーベル館刊) |
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脚色 | 宮本敦 |
演出 | 西村和子 |
美術 | 永島梨枝子 |
音楽 | 一ノ瀬季生 |
上演時間 | 約25分 |
(同時上演:「ねえ とうさん」)