気のいいおんどりが1羽いました。朝になると、きまって高い木の枝で時をつげるため、いい声で歌をうたいます。おんどりはふと考えました。1日ぐらいおやすみがあってもいいのになあと。そこへ狼がやってきて、それじゃあ替わってあげようか? おんどりはもちろん大喜び。それから狼はコケコッコーと鳴く練習や木に登る練習と、大変な苦労です。おんどりを食べようとした狼が、おんどりの気の良さにまんまとしてやられる民話の精神をもったオリジナル作品です。
作 | 吉田清治 |
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演出 | 西本則子 |
美術 | 藤井加代子 |
音楽 | 幸まさ江・高平和子 |
上演時間 | 約30分 |
(同時上演:「まてまて小僧」)