『銀河鉄道の夜』

午後4時開演


 ジョバンニは生活のため、毎日学校が終わると、活版所で活字を拾う仕事をしていた。出稼ぎに行っている父親の事で学校の友だちからはからかわれていたが、カンパネルラだけは違っていた。ケンタウルス祭の夜、またいつものように他の友だちにからかわれるとその中にカンパネルラの姿。

 ジョバンニは彼の眼を避けるようにその場を去り、露の降りかかる林の小道をどんどん登っていった。がらんと空がひらけた真っ暗な丘で星空を見上げるとにわかに大きな汽車の音。そしてまぶしい光と共に不思議な声が響く。「銀河ステーション、銀河ステーション。」気が付くと隣には・・・

 宮沢賢治原作の名作を人形劇化。小学高学年以上向け作品です。紙で作られた人形たちが、銀河に包まれた幻想的な舞台の中静かに浮かび上がります。