おとなが楽しむ人形芝居!
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人形モデリング風景はこちらから(05.08.12) 人形・舞台セットのデザインのスケッチです。(05.08.23) 稽古(本読み)スナップです。(05.08.23) 人形製作が進んでいます。(05.09.10) 人形と役者達(05.09.17) 役者とスタッフ(05.09.17) |
スタッフ 翻訳/市川明、人形劇台本/市川明・東口次登、演出/東口次登、 音楽/一ノ瀬季生、人形美術/永島梨枝子、舞台美術/西島加寿子、 照明/中村純隆、宣伝美術/永島梨枝子、制作/古賀恵子 どうぞ、ご期待ください! |
《人は善意だけでは生きられない!》という嘆きを天井で聴いた神様たちが、そんなはずはないと「善人」を探す旅に出て、セチュアンにやってきます。 しかし誰も神様を相手にせず泊めてくれません。唯一泊めてくれたのが娼婦のシェン・テ。感激した神様は、やっと善人を見つけたとお礼に千ドルを与えます。 シェン・テはその金で煙草屋を開業し、善いことをしようとします。しかし、親戚や知人が大勢おしかけ、居候し、店は潰れかかります。すると、シェン・テの従兄弟と名乗るシュイ・タという男が現れ、居候を強引に追い出し、厳しい態度で店を立て直し、煙草工場まで建ててやります。ついに居候たちもその工場で働くようになります。 不思議なことに、シュイ・タのいる時は、必ずシェン・テがいないのです。 ……親切なシェン・テが好きだった町の人々 は、シュイ・タが彼女を殺したのでは と疑い出します…… 「善人で、なおかつ生きることは可能か?」というこの作品。人間には悲劇的な問答だが、人形はそんなことに耳を傾けない。人形には善人も悪人も、何もないモノだから。ブレヒトの叙事的な演劇……人形芝居こそがその世界を表現するのに一番似合っている。 東口次登 |