おじさんの家をさがしていたぶたは、とても親切なねこたちと出会いました。 一昨年大好評の「11ぴきのねこ」シリーズから新しい人形劇をお楽しみ下さい。 |
演出にあたって
高平和子 |
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「11ぴきのねこ」の絵本が生まれて40年になります。こんなに永く読み継がれてきたのは絵本の中のネコたちが自由にいろんな事をやり、ユーモラスで愛くるしい姿に誰もが共感できるからなのでしょう。 人生で一番大切だという幼児期は個性の出発の時で、生きる事へ強烈なこだわりをもっています。幼児期の遊びと想像力が人間として生きる為の根源を創ると言われ、それだけにゆったりとした時間が必要です。 でも、近頃はなんだか、時間が早く流れすぎてこどもの感性がゆっくり育まれる環境が少なくなってきているように思います。大切な感性が育つ環境づくりが大人の役割です。 子どもたちの心にいつまでも残る絵本と同じように、クラルテの人形劇が世代を超えて心に残り、語り継がれるようニャゴ!ニャゴ!ネコたちとぶたさんがほのぼのとした世界を創ります。どうぞ、お楽しみ下さい。 |
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原作/馬場のぼる(こぐま社刊)
脚色/松本則子、演出/高平和子
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