絵姿にょうぼう
作、演出/松本則子、美術/三木孝信、西島加寿子、
 ある日、ごんべえの目の前に美しい女の人が立ちました。ごんべえはただうっとり。女の人はごんべえのお嫁さんになりますが、お嫁さんが見えないと、仕事も手に付かなくなったごんべえは、お嫁さんの姿を絵にかいて畑へもっていくことにしました。
ところが風が吹いてその絵姿が飛んでいってしまいました。こともあろうに、殿様の顔へペタッ。絵姿を見た殿様もただうっとり。この女の人をつれてまいれと家来にいいつけます。日本の民話を素材におおらかな愛をユーモアたっぷりに上演します。
トウモロコシはだれのもの
コスタリカの民話より
作/吉田清治、、演出/西村和子、美術/永島梨枝子、音楽/橋本一江

 働きもののうさぎさんが汗を流してやっと育てたトウモロコシなのに、カミキリ虫が来てよこせといいます。実ったらあげると約束してやっと帰ってもらうと、次はニワトリというように動物が次々にやってきて、しまいにはおおかみまでやって来ます。みんなにあげたら、うさぎさんのぶんがありません。うさぎさんが嘆き悲しんでいるところへひょっこり猟師さんが通ります。さて、トウモロコシはだれのものになるんでしょう。コスタリカの民話を色彩豊かな人形劇にして上演します。